質問という形の絡み(1/4):違和感

※引き寄せや潜在意識活用についての説明は、「掲示板からの転載」カテゴリーにまとまっています。

掲示板に書けなかったシリーズの続きです。

さて、前回の質問を見て、あなたは何を感じたでしょうか。
私は違和感を感じたので、深入りしませんでした。
違和感を感じなかった人もいましたね。

今日は、私の感じた違和感、ひいては「なぜ絡むための質問と考えたのか」について書きます。

まずは質問を再掲します。


886 : 幸せな名無しさん :2018/07/29(日) 15:53:07 defZQTY.0
>>15
人工知能の話とかおもしろいけど、
機械に「死の恐怖」を正確にプログラム(トレース)することはできるのかな?
人間が死の恐怖に直面すると、思考が一種のバグ状態になって制御できなくなる。
そうなると、感謝できることを探すってのもなかなか難しい。

1さんに質問だけど、
人工知能に「死にそうな状況に直面したら、ニューラルネットワーク内にバグ(負荷)を発生させる」という
デフォルト設定をしていたとしたら、人口知能はどのように問題解決していくと思いますか?
(人間にとって死の恐怖は最大級の負荷だから、人口知能にも同じレベルの負荷を与えるとして)


958 : 幸せな名無しさん :2018/08/18(土) 14:31:39 FWj.1rAo0
>>935
886の質問を書いた者ですが、質問の意図が伝わらなかったようですみません。
(私の文章力のせいです)

人間は窮地に陥ると、混乱(思考のバグ)しながらも何とか問題解決しようと
努力すると思います。
ただ、強烈な感情(負荷)を伴うので的確な判断ができず、さらに状況が悪化することもあります。

>デフォルト設定しているなら設定通りになるでしょう、質問する意味がないです。
>「目覚まし時計を6時に設定したらどうなると思います?」6時にアラーム鳴るだけです。

人工知能の設計段階では予期せぬバグ(負荷)が発生することも考慮して設計すると思います。
バグが生じても当初の目的を達成しなければならないので、あらゆる対策を講じるでしょう。
その対策(過程)を1さんに聞きたかったです。フロー的なものです。
稚拙ですが例えば「現在の問題点を洗い出して優先順位をつける」、
「優先順位はどのようなロジックを用いて設定するのか?」
「予想とは異なる結果がでた場合、次に考えることは?」など

人間のように感情(負荷)と思考を混同しない人工知能の思考過程を知ることができれば、
良いヒントになるんじゃないか?と思って886の質問をしました。


それでは書き込みの内容を見ていきます。

私が違和感を感じたのは主に以下の3つです。

1.わからない分野のことに無理やり口を出す
2.極論を持ち出す
3.意味が通らない
4.話があちこちに飛んでいる

あなたにはわかりますか?

私はこれだけの違和感があったので、「これは質問の形をとった絡みである」と判断しました。

まず1の「わからない分野のことに無理やり口を出す」。
これは人工知能とか、プログラミングとか、関連する分野の知識が何もないとわからないところがあるかもしれません。
細かい点はいろいろありますが、
・プログラム(トレース)する
・バグ(負荷)を発生させる
といった二点だけで、質問者は馴染みのない分野のことをわからないまま雰囲気で書いているということがわかります。
なぜわざわざわからないこと(質問の本質)をわからないものを使って(人工知能)質問してしまったか。
質問の本質をそのまま日常の言葉で聞けばよかったのに、なぜわかりにくい表現をしてしまったのか。
これが1の違和感です。

また、質問の内容を車の話に置き換えると「ある速度に達したら壊れる車に乗って、その速度で走ろう」という話です。
走りたいなら壊れない速度で走るしかないですね。
ある速度以上は壊れるように作られていますので、それ以上の速度は出せません。
だから私も「作ったように(設定した通りに)動くのでは?」とレスしています。

さらに質問では「壊れるけれども、それでもうまく運転するには?」と言っていますが、車が壊れてしまったら、もう運転しようと思うこと自体おかしいですね。
車はもう壊れて動かないんですから。
だからこの質問自体が成り立ちません。
これは3の「意味が通らない」違和感にもつながります。

このように、この質問をまともに受け止めようとすると、そもそもが質問になっていないので、何が言いたいのかわからないということになります。

そこで私は「何が言いたいのかよくわかりませんが、設定していることは設定の通りになるんじゃないですか?」というレスをしました。

質問者の意図を汲んで質問の真意がわかれば、まだ何が言いたいのかの推測もできますが、この質問の場合、それもよくわかりません。

質問の動機として、

人間が死の恐怖に直面すると、思考が一種のバグ状態になって制御できなくなる。
そうなると、感謝できることを探すってのもなかなか難しい。

と書いていますが、

・人間が死の恐怖に直面
・感謝できることを探す

この二つが並んでいます。
死の恐怖に直面というと、不治の病か何かでしょうか?
質問者がそういう状況にあるのでしょうか?
質問には切迫感はなく、好奇心からきた質問のようですから、そうではないでしょう。
ではなぜそんな極端な状況を持ち出したのか?

これは「極論を持ち出して因縁をつける人」です。
以前も極端な設定の質問があり、以下の記事に詳しく書いています(塩対応ではないですよ)。

【Q&A】「今幸せを感じる物を差し出されたら何も文句はない」なら麻薬でもいいの?
https://babystep.hatenadiary.jp/entry/2018/05/03/210300

これが2の違和感です。

1,2,3の違和感が揃った時点で、かなり役満感があります。
これは「真面目な質問」ではない、と判断しました。

真面目な質問なら、聞きたいことをストレートに聞いてくるはずです。
回答者が理解できないような書き方をわざわざしません。
この質問は、聞きたいことが不明確であり、回答者が理解できない書き方をわざわざやっています。
つまり回答者を困らせたい。
無自覚でしょうが、真摯な態度ではありません。
斎藤一人さんは「因縁つけている」と言っています。
精一杯のやさしい表現をすれば、相手の気を引きたい、自分の相手をしてほしいだけの自己満足です。
こういう人は、よくわかっていなくても無理やり相手の分野のことに口を出し、極端なことを言って、自分に注意を向けようとするのです。
そういうことを無意識にやってしまうのです。

補足の書き込みでも、それっぽいことを書いていますが、よく読めば、意味のない文章になっていることがわかります。

人間は窮地に陥ると、混乱(思考のバグ)しながらも何とか問題解決しようと
努力すると思います。

と書いていますが、

「死の恐怖に直面しても、感謝できることを探す」という前出の話とは別の話(窮地における問題解決)が出て来ています。
論点が発散してしまっています。
これが4の違和感です。

1,2,3,4の違和感、どこまであなたは感じられたでしょうか?

私は違和感を感じたので、質問者からのメッセージを拒否しました。
一方、違和感を感じず、受け入れた人もいました。
これがいわゆる「波長が合う、合わない」「チャンネルが合う、合わない」といった現象でしょう。
私は質問者と波長もチャンネルも合いませんでした。
だから会話が成り立ちません。

このあたりの話は以下の記事に書きました。

743 コミュニケーションの問題について情報理論の通信モデルを使って説明/「波長が合う、合わない」ではなく「エンコードが合う、合わない」
https://babystep.hatenadiary.jp/entry/2018/06/04/080000

この中でよくあるコミュニケーション不全として、
1-1.Aさん、Bさんで言葉の解釈が異なる
1-2.Bさんが適当に拾い読みして読解間違いをしている
をあげています。
今回の私と質問者の関係は、1−1です。他の問題もありますが。
そして違和感を感じない人は、1−2の適当な拾い読みをして、埋まらない部分を無意識に自分の考えで補完しているので、違和感を感じないのでしょう。
私の場合、埋まらない部分を埋めようとしても、当てはまるピースが私の中にないんですね。
もし当てはまるピースがあったら、「この質問を理解できてしまった」かもしれません。

さて、救いがありませんが、今日はここまで。
次回は少しフォローが入ります。