「ベイビーステップでいい」のは何か(よくある勘違い)
※引き寄せや潜在意識活用についての説明は、「掲示板からの転載」カテゴリーにまとまっています。
今回は掲示板では書けなかったことについて、
私が掲示板で説明していたときに、たびたび見かけた「ベイビーステップでいいんだよ」の意味に関する勘違いについての補足です。
私のブログも掲示板のスレッドもタイトルは「ベイビーステップでいいんだよ」です。
実はここには主語がありません。
キモ(タイトルにするくらいです)であり、読めば意味は明らかなこともあり、省略したのですが、、、
コツは小さな変化、ベイビーステップでいいこと。
辛いことをする必要は一切ないこと。
楽にしかなっていかないから、辛いならやり方が何か間違ってる。
上記は掲示板にスレッドを立てたときの書き込みです。
何が「ベイビーステップでいいのか」は初期の書き込みを読めばわかります。
初期の書き込みは以下の一記事にまとまっています。
あなたは「ベイビーステップでいいのは何か」わかりますか?
しょぼいものでもありがたがって受け取れという意味だと思いますか?
「毎日よかったことを5つ書くワーク」において、どんなに些細なことでも見逃さないように、と言っていたので、そういう意味に受け取った人もいるかもしれません。
でもそうではありません。
物事を一つの軸で考えると、この罠にはまりやすくなります。
ジャンプの存在しないスーパーマリオのような世界を想像してください。
ひたすら画面の左から右へ走ることしかできない世界。
そこでは「どれだけ左から右へ移動したか」しか語られません。
それでは軸を一つ増やして、物事を二つの軸で考えてみましょう。
これだけでぐっとわかりやすくなります。
今度はジャンプの存在する世界、つまり「高さ」の存在する世界を想像してください。
すると今度は地面に起伏が存在し、山があり、谷があります。
凸や凹があるのです。
私たちはマリオのようにジャンプはしませんが、スタート地点から歩いて行きます。
地面が凸なら登るし、凹ならくだります。
今度の世界には目もくらむような高層ビルもあるし、奈落の底へ落ちるような断崖も存在します。
ここまでいいですか?
では改めて「ベイビーステップでいい」のは何でしょうか?
あなたの歩く距離でしょうか?
それとも地面の起伏でしょうか?
「ベイビーステップでいい」のは、「あなたの歩く距離」です。
これがベイビーステップでいいのです。
まさに赤ちゃんのよちよち歩きのように、小さな一歩を踏み出して行けばいいのです。
でも高層ビルに差し掛かれば、あなたが一歩踏み出すだけでも、あなたはエレベータに乗り、地上何十メートルの世界へ行くことができます。
小さな一歩でも、大きな結果です。
歩いた距離が重要なのではありません。
また、一歩一歩が大きすぎると、欲しいものがある場所をまたいで通り過ぎてしまうこともよくあります。
昨日の記事に書いたこともこの現象に該当する部分があります。
嫌なことがあったら、方向転換をするのはいいのですが、そこから踏み出す一歩が大きすぎて、本当は存在するものも「存在しない」と考えてしまう。
これは変化の量が大きすぎて、「いい具合のところ」を通り過ぎ、反対側へ行きすぎてしまったのです。
そういう意味でも小さな一歩で少しずつ変えていくほうがよいのです。
私たちが自分で明確に作り出せるのは「行動=踏み出す一歩」です。
「結果=地面の起伏」は、気づいたらすでに与えられているもので、自分ではコントロールできません。
「ベイビーステップでいい」のは「行動」です。
小さな行動でも積み重ねていけば、いきなり世界が変わる瞬間がくる(高層ビル)ということを伝えたくて「ベイビーステップでいいんだよ」と言っています。
そして「当たりの場所」を見つけるには、高精細な目を持っていないと通り過ぎてしまうので、
・世界をよく見る目を養って、見逃さないように
・小さく小さく足を踏み出していって、通り過ぎないように
と言っています。
もちろん、大きな一歩を踏み出そうとすると、心の抵抗が生まれやすいという意味からも、小さな一歩が望ましいです。
「高層ビルなんて高望み言っていないで、平屋の家で我慢しなさい、ありがたみを感じなさい」という意味ではありませんので、安心してください。