859 実現報告の正しい読み方

先に結論を書きます
実現報告に限りませんが、ネットの掲示板に書いてあることは根本的に嘘か真か確証はありません
もっと言えば、本に書いてあること、世間で本当だと言われていることについても、嘘か真か確証はありません(ないですよね)
だから、それらが本当かどうかを気にするのは基本的に無意味です
ではどうすればいいかというと、「自分の考えが良い方に変わればそれで良い」です

説明します

・真偽について
引き寄せについて調べる場合、実現報告の書き込みを読む機会が必ずあります
ここで「本当かどうか」気にして、「本当かどうか」を議論するのは無意味です
いずれにせよ確証はないし、どうでもいいからです
大切なのは、「その書き込みを読むことで、自分に役立つものが得られるかどうか」です
書いてあることは嘘でもいいのです
嘘の書き込みであっても、それをきっかけに自分に必要な気付きが得られて、自分の実践で効果を発揮できればそれでいいのです
だから実現報告を本当かどうか気にしているのは「わかっていない人」です

嘘という書き方が極端であれば、フィクションと呼んでも構いません
小説や映画など主にフィクションですが、そこからいろんなことを得られます
それは虚構であっても、道理は正しいからです
だから素晴らしいフィクションはつくり話であってもリアリテイがあるし、人の心を打ちます
書き込みもそれと同じです

極端な話、書いている人が「これは真っ赤な嘘なんだけど、こうだったらいいな」と思って書いたことでも、自分がそこから意味を見つけ出せればOKです
書いた本人を尻目に、自分が先に、書いた人の「こうだったらいいな」を叶えてしまえばいいのです

・手に入れたものについて
これはXとして読むのがよいです
「大金を手に入れた」なら、「Xを手に入れた」と読み換える
Xに入るのは自分が欲しいと思うもの、望ましいと思うものです
人によって何が望ましいかは異なります
自分にとって意味がなくても、報告した人に意味があるものなら、その人の引き寄せは「当人にとって望ましいものを引き寄せられる方法」ということです
これがわかっていれば、何を手に入れたかは問題ではないことは明白です
よく「そんなことを叶えても仕方がないから、この人の言っていることは役に立たない」という人がいますが、これも「わかっていない人」です

・失敗例の読み方
たまに「高価なものや人の羨むものを手に入れたけどむなしい」と言っている人がいます
これは「失敗例」です
いくら「いいもの」を手に入れていたとしても、失敗です
自分にとって手に入れにくいものを簡単に手に入れているという書き込みなら、「結構簡単に手に入るのかも」という気持ちになるのに役立つかもしれませんが、とにかくこういう書き込みは「幸せになれていない」ことに違いはありませんので、実現報告の真偽を問わず失敗例です

というわけで、自分に見る目があれば、嘘も真も関係ありません
くだらないところで引っかかっていると、そのぶんだけ足踏み状態(悪化状態かも?)は続きます
大切なのは何か見失わなければ、何を見ようが大丈夫です

私自身の実現報告について言えば、スレの最初のほうでターニングポイントになったものについていくつか書きました
でも細かなことをいちいち書いていないのは、そうすることに大して意味がないからです
「結果を出している人の言うことを参考にしたい」という気持ちはわかります
私も引き寄せについて調べ始めたときはそうでした
でも「この人なら」と思っても、その人の言う「結果」が本当かどうかはわかりません
それよりも「引き寄せについての理屈(説明)」のほうが重要です
「結果」として嘘を書いて人の目を惹きつけることはできても、「どうしたらそうなるか」については、わかっていないこと、知らないことは書けません
そして大切なのは「どうしたらそうなるか」の部分です

それに実現報告として派手なことを書けば、「そういうのが好きな人」が集まります
私にとっては「どうしたらそうなるか」が重要だし、そういう話に興味のある人に読んでほしいので、実現報告はほどほどにして、「どうしたらそうなるか」を書いているというわけです