821 「なる」ができる人と全然できない人に二極化している理由

引き寄せのメソッドやワークの中には、必要な技能が必要なレベルに達していないとそもそもできないものもあります
その最たるものが「なる」や「おまかせ」です
準備ができていない、基礎的なこと(自愛など)が足りていない、願望設定が間違っているなどの人にはできません

なぜか引き寄せ界隈では、そのあたりの問題に体系的に触れる人がおらず、いろんなレベルの人が一緒くたに議論されています
今何がどこまでできるのか、どのような状態にあるかの話がなく、いきなり誰に対しても「これをすればいい」という話が始まります
その結果、「おまかせ」も「なる」も事前準備を飛ばしていきなりやろうという人が後を絶たず、必要レベルに達していない人が無謀な挑戦をしてドツボにはまるケースがあちこちで見られます

水泳で言えば、「なる」はすでに泳げる人が「泳ぎのフォーム」について語っているようなもので、すでにクロールで50m泳げる人が新たに平泳ぎで50m泳げるようになるには、を話しているようなものです
泳げる人同士なら話は通じますが、そもそも微塵も泳げない人にはさっぱり伝わらないし、そもそも泳げないとか、息継ぎができない、顔を水につけられないレベルの人は、フォームの議論の前に習得すべきことがあります
自分にはまだ早い話だということを悟れずに無理に真似すれば溺れて、貴重な時間を浪費します

だから私はいきなり「おまかせ」などに取り組むのでなく、「毎日よかったことを5つ書く」、シンプル化、自愛、などを通して、ベイビーステップで準備を進めることを勧めています
準備が整えばできるようになるし、整わなければできないことだからです

このようなわけで「なる」は、わかる人はわかるし、わからない人はさっぱりわからない、中間層はいない、という風に二極化しています
「おまかせ」もそうですが、他にもこのような極端な分布のメソッドやワークがあったら、前提条件がないか、あるとしたら何かを考えてみるのがオススメです
事前に習得すべきことが見えて来るかもしれません

できれば提唱者に聞くのがいいですが、引き寄せ界隈はあまりロジカルではないのと、「できて当たり前」という本人にとってできるのが当たり前で、なぜできないのかがわからない天才タイプが提唱している場合は、さらに他人にロジカルに説明しにくいということもあるので、最後は自分で考えるしかないかもしれません