819 「おまかせ」はどこまでおまかせするのか

前回、部分観測の話を通して、自分たちの認知がいかに乏しいものかについて書きました
だからより多くの情報を持っている潜在意識にまかせようということなのですが、【「おまかせ」はどこまでおまかせするのか】を気にする人や誤解している人がいるので、そのあたりについて書きます
(これまでの話を理解していれば、そのような疑問は解決するはずなのですが)

私の「おまかせ」では、以下を「すべて」「常に」やります

・良かれと思うことをする
・気分の良くなることをする
・最終的には潜在意識にまかせる
・自分で良い悪いを判断しない
・短期的な判断をしない
・すべて絶妙な采配の結果であると考える(完璧とか最高な流れの一部であると考える)

これだけです
上記ができていれば、あとは自由です(潜在意識の邪魔をしなければなんでも自由)
あとはワークなどを通して、認識能力や論理力の歪みを減らします

認識能力の歪みを減らすのがなぜ大切か、自動運転車の例で説明します
自動運転車では、人工知能が車を操作するための指令を出します
でもカメラが半分しか映らなかったり、ハンドルが固かったり、ブレーキの効きが悪かったり、装置が低品質だったら、いくら素晴らしい判断を下したところで正確な操作は実現できません
結果、人工知能が計画した素晴らしい運転は実現できず、下手な運転になって、事故を起こすかもしれません
ここでは人工知能が潜在意識、車が自分に該当します
潜在意識ばかり完璧でもダメということです
おまかせするのと同時に、潜在意識の能力を発揮しやすくするために、ワークを通して、自分の認知の歪みを減らすことが大切だし、有効なのです

以前にも、引き寄せは潜在意識と「自分」の連携だと書きました>>32
自分をよく知れば、潜在意識の邪魔になるようなことをしなくなります
そうすると、自分のやりたいことをやっても、潜在意識の邪魔をしないで済むようになり、連携がうまくできるようになります
ここまでくれば、自分がやりたいことをやりたいようにやって大丈夫です
ただしその結果はおまかせです

自分をわかっていないうちは、良かれと思って変なことをして潜在意識の邪魔をし、事態を悪化させたりします
そうした失敗を通して、自分とはどんな感受性や価値観を持った人間なのか、何を望んでいるのかなどを探り、少しずつ潜在意識との連携力を磨いていきます
トライアンドエラーです
感受性や価値観は人それぞれなので、自分で体験を通して学び取るしかありません

このスレでも「おまかせだから、自分から何かしたらダメだ(現実に反応したらダメだ、対処は不要だ、etc)」と言う人がいましたが、上記の理屈から分かるように、これらは間違いです
完全受け身になって、潜在意識との連携を放棄しています
これは引き寄せの定義に反します>>32

もちろん動きたくなければ、行動を起こさない時もあります
「やらない」は【「やらない」をやっている】です

「おまかせ」ができていれば、願望を持つのも自由だし、起きたことに対する文句を言うのも自由です
その後に「この願望よりもふさわしいものがあったんだな」とか「文句を言ったけど、あの出来事のおかげでこんなにいいことが起きたんだな」と思い直して「やっぱり潜在意識ってすごいな」と信頼を深めるのも自由です

私の見立てでは、「おまかせ」のできる人が願望を持つと「なる」が発動しやすいと思います
「なる」についてはあとでまた書きます