質問という形の絡み(4/4):違和感を感じること、絡んでしまうことの意味

※引き寄せや潜在意識活用についての説明は、「掲示板からの転載」カテゴリーにまとまっています。

掲示板に書けなかったシリーズの続きです。

今回の質問に違和感を感じること、こういう質問をしてしまうことについて書きます。

まず違和感を感じることの意味。
今回はいろんな種類の違和感を感じましたが、やはり大きいのは「話の筋がおかしい」という違和感。
私はあまりネットのデマに引っかからないのですが、それはデマだと読んだ時に違和感があるからです。

私は引き寄せについては、まとめサイトで主に情報収集したのですが、この時も同じ感覚で違和感があれば採用しないし、それっぽければ採用する、というやり方をしていました。
まとめサイトはある程度の質が担保されていますが、掲示板を見るようになってからは、さらにこの感覚が役に立ちました。

このフィルターを通して掲示板を見ていたので、質の悪い書き込みは無意識にスルーしていたようです。
自分でスレッドを立ててから、書き込みにすべて目を通すようになり、質の悪い書き込みをする人の多さを初めて実感しました。

余談はさておき、この違和感がなければ、私にとっては意味を成さないものも「理解してしまう」のかもしれない。
受け入れてしまうのかもしれない。
こうして本来ならばつながるべきでない人とつながってしまうと、依存などの問題が生じる可能性が高まります。

これはリテラシーです。
提示された文字列から意味ある情報を読み取るためのスキルです。

これがないと、真偽が判断できず、信頼すると決めた発信者からのメッセージは無条件にすべてを受け入れるとか、おかしな話に騙されるといった危険性が高まります。

ここに誤りがあると、いくら良い情報を浴びても良さが理解できずにスルーしてしまい、おかしな情報を超理解してしまいます。

そして、こういう質問をしてしまうことの意味。
何を聞きたいかが明確になく、ああ言えばこうだし、こう言えばこうかなと二転三転。
「こういう感じかな?」とよくわからない単語を適当にチョイスして、「たぶんあれはこうなんじゃないかな?」と適当な予想を積み重ねて、結果的にありえない質問をしてしまう人。
そういう人は、世界への関わり方も適当である可能性が高いです。

自分が何を欲しているのかはぼんやりしている。
なんとなくイメージはあるけど、見極めようとすると、そのたびに見える姿が違ってくる。

たぶんこっちだろうと見当をつけるけれど、適当な知識なので、間違っている。
自分なりに筋の通る説明を用意してみたけれど、すべてが自分の思い込みから成っているので、やはり現実とは噛み合わない。

以前書いた、地図の読めない人です。
地図を作った人の思惑はスルーして、自分の読みたいように地図を読んでしまう人。
明後日の方向へ行ってしまいます。
でもそれがなぜか自分ではわからない。
世界はそういううまくいかないものだと思っていて、疑問に感じない。

おそらく質問者は自分から目をそらして見ないようにしている何かがあるのだと思います。

そうすると、しっかり見れば簡単にわかることでも、無意識に目をそらしてしまい、見ないようにしていることを自覚せずに済むよう、無意識のうちに考え方を歪めて自分を騙します。

結局は認知の問題です。
人にはそれぞれ個性があり、能力差もさまざまです。

自分の能力を超えて頑張る必要はありません。
でも自分の能力、個性や癖のようなものを知ることは大切です。
これは自愛につながります。

いろいろ調べるのが大変な人もいるでしょう。
文章を読むのが苦手な個性の人もいます。
深く考えるのが苦手な人もいます。

それならそれでもいいのです。
ただ「自分にはそういうところがある」と知り、それでもうまくいくように手を打てばいいのです。
うまくいくように、やり方を工夫すればいいのです。

今回の質問をきっかけに、質問者をはじめ、このような色々なことに気づいてもらえればいいなあと思います。
掲示板ではいろんな状況が噛み合わずにあのような顛末となりましたが、あのときは縁がなかったのでしょう。
縁がある人は、この記事を見て、何か掴んでもらえるかもしれません。