221 自分の好きなもの、見たいものにエサをやる
【自分の好きなもの、見たいものにエサをやる】
毎日身の回りで色々なことが起きます
・うれしいこと
・楽しいこと
・腹の立つこと
・悲しいこと
・怖いこと
・よくわからないこと
・不思議なこと
などなど
たとえば、この前本当にあったのですが、電車で座っていたら、私の前に男性が立ちました
車両は空いていて、座っている人は複数いましたが、立っているのはその人だけ
気にせず座ってスマートフォンを見ていたら、その人がスマートフォンを落として、私の腿に当たりました
角が当たって結構痛かった…
なんでよりによって私の前に立った?
よりによってなんで落とした?
なんで私の脚の上で手を滑らせた?
普通もっと通路寄りのところでスマートフォンいじるよね?
運が悪い…
と一瞬思いましたが、
それだけのレア事象が起こったということは、良いことに関してもレア事象が起こる流れが来ているかも知れません
(「鳥のフンが頭に落ちたら、いいことがある」みたいな感じ)
それにもし小指の爪にでも当たっていたら、もっと痛かったはず
柔らかい腿の上に当たったのはラッキーだったかも
と考え直しました
脚はまだ少しジンジンしましたが、そこに集中しても特に何も起こらないので、私はスマートフォンに意識を戻しました
これで終わり
それ以上はもう何も考えません
これが「エサをやらない」です
逆に、うれしいことも起こります
友達からイベントのお誘いがありました
初めて会う人もいます
どんな人たちだろう、何を着て行こう、何を持って行こう、イベントの内容についてネットで調べておこう、YouTubeで解説してくれている人もたくさんいるから動画も見てみよう…
うれしいこと、楽しいことについては、色々考えを巡らせます
調べたり、計画したり、行動も起こします
これが「エサをやる」です
エサをやると「それ」は育ちます
太ります
大きくなります
何かのたびに目の端に入ってきます
もっとエサが欲しいとつきまとうようになります
実際に現実からもフィードバックが起こります
日々、自分は何にエサをやり、何にエサをやらずにやせ細らせているのか
振り返ってみてください
あなたのために、ひっそりと小さな花が咲いてくれているかも知れません
でもイライラしたことがあって、それが頭から離れなかったら、その花には気付きません
イライラはエサをもらって元気になります
花はさみしく枯れていきます
残ったのは、エサを食べて最初より大きくなったイライラだけ
どんなに小さくとも、あなたのために何かしてくれるものにエサをあげてください
どんなに大きくとも、あなたに何もしてくれないものにはエサをあげないでください
エサ袋に食らいついて強引に奪おうとしてきても、それはあなたのためにしてくれるものたちのためのものです
死守してください
これをやっていると、周りにだんだん好ましいものたちが増えてきます
エサをあげたからですね
こうなると、好ましくないものの付け入る隙もなくなってきます
目の前に飛び出てきたもの、エサをねだるものにエサをやるのでなく、あなたの周りにいて欲しいものを選んでエサをあげてください